オスグット

🦵オスグッド病(オスグッド・シュラッター病)について
1. オスグッド病とは?
オスグッド病は、成長期(おもに10~15歳)のスポーツをする子どもに多くみられる膝の痛みです。膝の少し下にある「脛骨粗面(けいこつそめん)」という部分が痛くなり、時には腫れたり出っ張ったりします。

2. 主な症状
膝下の痛み(運動時や押すと痛む)
膝下の腫れや骨の出っ張り
走ったりジャンプしたりすると痛む
両足に出ることもあります(片側のみが多い)

3. 原因
ジャンプやダッシュなどによって、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)が膝下の骨を強く引っ張ることで、骨が炎症を起こします。成長期は骨がまだやわらかいため、負担に弱いのです。

4. 治療・対応
安静(痛みが強いときは運動を休む)
アイシング(運動後など)
ストレッチ(大腿四頭筋など)
ハムストリングの筋力強化
サポーターやテーピング
痛みが落ち着いてきたら運動再開


5. 予防のポイント
ストレッチを習慣にする(特に太ももの前側)
体の使い方を見直す(ジャンプや走り方)
練習の負荷を調整する
違和感が出たら早めに休む